
自分のホロスコープをつくるには、何を用意すればいいの?



占星術の準備は「誰を」「何を」占うかを明確にし、その人が生まれた瞬間の星の配置を正確に知ることから始まります。
この占星術師の学び直しには「占う」という言葉が頻繁に出ます。
この言葉も運命の存在と同じく誤解されている言葉です。
占うとは元々、神に託宣を求めるという意味があります。
啓示に近い意味を持ちます。
占星術とは、星の配置に暗示された神のメッセージを受け取るという意味に近いです。
神への信仰、畏敬をもって謙虚に祈り求めるという意味を含みます。
祈りによってもたらされる霊感によってのみ、星に込められた意味の完全な理解が得られます。
本来は啓示がしっかり得られるなら、星を読む必要はないのです。
だから人の解釈によるなら、自ずと限界があることを弁えておきましょう。
そこを理解して使うなら占星術はとても頼りになるツールです。
星を読むための第一歩──ホロスコープを描く準備
ホロスコープは、あなたが生まれた瞬間の宇宙の地図です。
星々の配置を正確に知ることで、あなたという存在の“設計図”が浮かび上がります。
そのために必要な情報は次のとおりです。
- 生年月日(必須)
- 出生時間(正確であるほど良い。おおよそでも構いません)
- 出生場所(市町村レベルでもOK。できれば経度・緯度も)
母子手帳などに記録されている出生時間が分かれば理想的です。
もし不明でもホロスコープを描くことは可能ですが、月やアセンダントの位置などは誤差が生じます。
その準備が大切な理由
占星術は「星の配置」という客観的データの上に成り立っています。
だからこそ、少しの誤差が大きな意味の違いを生むこともあります。
出生時間が30分ずれるだけで、アセンダント(上昇宮)やハウスの位置が変わり、
性格傾向や運の読み取りがまったく違って見えることもあるのです。
星を読むとは、時間と空間を読み解く行為。
つまり、あなたの人生を「宇宙の文脈」の中に置いて見つめるための作業です。
「誰を占うのか」を定める
まず明確にすべきは、誰の星を読むのかという点です。
自分を占うのか、他の誰かを占うのか。
たとえば「自分がどんな星の下に生まれたか」を知りたいなら、
先ほどの個人データ(生年月日・出生時間・出生場所)が必要になります。
他者を占う場合は、その人の了承のもとで同じ情報を集めましょう。
「何を占うのか」を決める
もうひとつの軸は、目的です。
「性格を知りたい」「今後の運の流れを見たい」「特定の出来事を検証したい」など、
テーマを決めておくと解釈の方向が定まります。
たとえば──
過去の大災害が起きた日時と場所をもとに、そのときの星の配置を調べる。
似た配置が未来に再び現れる時期を予測する。
こうした占星術的検証は「時間のリズムを読む」作業でもあります。
あなたへの勧め
まずは、自分の出生データを整理してみましょう。
母子手帳や家族の記録を開いて、生まれた時刻や場所を確認する。
それが、あなた自身の「星の設計図」を読み解く第一歩になります。
参考資料
基礎からわかる 西洋占星術の完全独習|ルネ・ヴァン・ダール研究所 (著) 日本文芸社
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