日月神示の上つ巻第1帖には、「三千世界一度に晴れる」という壮大な宣言が記されていた。
だが、その夜明けの前には避けて通れない試練もある。
今回の神示では、人類が経験したことのない苦労、神の力による結び、そして日本に起こる変化について語られている。
神はなぜ洗濯を行うのか。
なぜ今の価値観では越えられない時代が来るのか。
原文を追いながら、その意味を考えてみたい。
いま一苦労あるが、この苦労は身魂をみがいておらぬと越せぬ、この世初まって二度とない苦労である。
[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第1巻 上つ巻 第1帖から
このむすびはの力でないと何も出来ん、人間の算盤でははじけんことぞ。
日本はお土が上がる、外国はお土が下がる。
都の大洗濯、鄙(田舎)の大洗濯、人のお洗濯。
今度はどうもこらえてくれというところまで、後へ引かぬから、そのつもりでかかって来い。の
の力を、はっきりと見せてやる時が来た。
神示は希望だけを語らない。
新しい時代へ向かう前には、人も国も洗われなければならないと繰り返し告げている。
その洗濯とは何なのか。
順に読み解いていこう。
夜明けの前に待つ最後の試練
神示は「晴れる未来」だけでなく、その前に訪れる大きな転換点についても語っている。
それは人間の知恵や計算では越えられないものだ。
だからこそ必要になるのが身魂磨きであり、神との結びなのである。
逐次解読|身魂磨きなしには越えられない峠
この世で二度とない苦労とは何か
いま一苦労あるが、この苦労は身魂をみがいておらぬと越せぬ、この世初まって二度とない苦労である。
聖書などでの預言から推測すると、今までに人類が経験しなかったレベルでの苦難がやってくる。
特に日本は世界に先駆けて大きな試練を経験する。
生きて新たな時代に到達できるとは限らない。
自らの生死に囚われない生き方が求められる。
神を知り、死を超えるビジョンを持つことこそが、すべての不安を解消するただ一つの道である。
神が結ぶ「むすび」の正体
このむすびは
の力でないと何も出来ん、人間の算盤でははじけんことぞ。
神の力はこのむすびにある。
ミツゲは、この「むすび」の正体を神権と解く。
人は神権の力を通して万物と永遠に結びつく。
むすび「結び」とは、神との個人的な結びであり、聖約であり、権利と責任の委任である。
生死を超えるビジョンは神権の力によってもたらされる。
知識として「知る」を超える、永遠への理解がもたらされる。
「死んだら終わり」というこの世の概念を神により更新されてこそ、新たな命を得られるのである。
人智では計り知れない幸福がそこにある。

日本のお土が上がるとは何か
日本はお土が上がる、外国はお土が下がる。
ミツゲは土にはふたつの意味が掛け合わされていると解く。
まさに国土のこと
まずは日本の国土のステージが上がる。
国土は神国の肉体なので、神のフォローが大きくなる時代になると刷新される。
外国は相対的に下がる。
特に神国の真実に向き合わない人々がいるところではステージがぐっと下がる。
人の肉体
土はヘブライ語でアダマ。
アダマ(אֲדָמָה)=土、土地、大地。
神は人の肉体を土(しかも赤土のこと)から作った。
アダム(אָדָם)=人、人間。
これは始祖の名前であり、人であり、男という意味とも関連する。
どちらも同じような意味を含む親戚のような言葉として取り扱う。
つまり、日本の臣民の肉体のステージが上がるという意味でもある。
人の霊の栄光が増すと肉体も刷新されていく。
反対に栄光を落とせば肉体も下がってしまう。
霊視できる人なら、人を見るときに光を帯びたり、くすんだり見え方が変わることもある。

神が行う大洗濯
都の大洗濯、鄙(田舎)の大洗濯、人のお洗濯。
神は人の心の浄化を、まずはこの国で進めていく。
都会も田舎も、日本の津々浦々、人のいるところで心の変化を促していく。
最初は小さく静かな声で。
それでも悔い改めないなら、天災などの大声でも促していく。
だが、心の洗濯を済ませているならどうということはない。
洗濯とは汚れを洗い流すこと。
あなたの心の汚れを洗い落とすならいいが、あなた自身が汚れ認定で洗い流されないようにと願う。
神は途中で手を緩めない
今度はどうもこらえてくれというところまで、後へ引かぬから、そのつもりでかかって来い。
人の心には慣性力が働く。
安楽に浸っていれば、そのままでいたいと思う。
しかし再生のための最初の段階は現状の破壊である。
神は人の高慢や怠惰を打ち壊すために手段を選ばない。
時代の一区切りとして終わらせるため、神はやり遂げる。
だからこそ、早く心の洗濯を終わらせてしまった方がよいのである。
神々の力の背後にあるもの
の
の力を、はっきりと見せてやる時が来た。
神の中の神の力。
神道でいう神々とは、クリスチャン的には天使に相当する存在とも考えられる。
彼らは神の働きをするため、神の力を持つ。
神の代理人としての執行者。その意味では神なのである。
しかし管理者としての神は、神権の鍵を通して神々や天使を束ねる力の源となる。
神示は、その構造が誰の目にも分かる時代が来ると告げている。
神の力を目の当たりにしたとき、心をかたくなにしないことだ。
問われるのは未来ではなく心の状態
この神示が語っているのは、未来に起こる出来事そのものではない。
その時に自分がどのような心で立っているかである。
身魂を磨いている者にとっては新たな生まれ変わりであり、そうでない者にとっては苦難となる。
だから神示は外の変化よりも、まず内なる変化を求めているのである。
原文に触れてこそ見えてくるもの
日月神示は断片的な引用だけでは全体像が見えにくい。
前後の文脈や他の帖とのつながりを読むことで、初めて理解できることも多い。
気になる方は原文そのものにも触れてみてほしい。
『完訳 日月神示』は岡本天明に降ろされた神示をまとめた決定版の一冊。
解説ではなく原文を自分の目で確かめたい人におすすめである。
神示は読むたびに違う意味が見えてくる。
だからこそ、手元に置いて何度も読み返す価値がある。


コメント