「神’よりも、とにかく楽になりたい。」
現代社会では、ごく当たり前に聞こえる考えかもしれない。
しかし日月神示は、その心こそが滅びへ向かう原因であると、非常に厳しい言葉で警告している。
今回の上つ巻23帖は、人間が神’よりも豊かさや快適さを優先した先に待つ結末について語られた一節である。
[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第1巻 上つ巻 第23帖
なぞどうでもよいから、早く楽にしてくれと言う人沢山あるが、こんな人は、今度はみな灰にして、無くしてしまうから、その覚悟でおれよ。
神’がなぜここまで厳しい表現を用いるのか。
その背景には、日本だけでなく世界全体に及ぶ大きな立て替えの意味が隠されている。
「楽」が目的になった時代への警告
現代社会は便利になり続けている。
しかしその一方で、「神’などどうでもよい」「信仰より利益」「真理より快適さ」という価値観が社会全体を覆っているようにも見える。
日月神示が問題としているのは、苦しみを避けたいという願いではない。
神’を捨てても、自分さえ楽になればよいという心なのである。
その心が社会全体を支配したとき、神’は立て替えによって、その土台そのものを焼き払うと告げている。
逐次解説|神’より富を選ぶ文明は灰になる
神’よりも富を選ぶ文明への裁き
なぞどうでもよいから、早く楽にしてくれと言う人沢山あるが、こんな人は、今度はみな灰にして、無くしてしまうから、その覚悟でおれよ。
拝金主義という宗教にどっぷり浸かり、神’を忘れ、人を陥れてでも金や利権を追い求める。
そのような現状を神’の側から打破する方法は、富そのものを灰にしてしまうことなのだろう。
財産が価値を失えば、それにしがみつく意味も消えていく。
日月神示が語る「灰にする」とは、単に物質を焼くことだけではなく、人間が依存してきた価値体系そのものを崩壊させることを意味しているようにも読める。
神国日本の再生には取り除かれるものがある
これは神国日本を再生するために、除かれるべき対象なのである。
神’は、日本を建て直すために、人だけでなく、その人々が築いてきた風潮や文明まで焼き尽くすことがあるのかもしれない。
そこまでしなければ、新しい神’の世は始まらないということなのだろう。
神’の裁きは、表面的な悪人だけではなく、社会全体を覆う空気そのものへ向けられているようにも感じられる。
富とともに国外へ逃げても逃れられない
外国へ富とともに逃げた人々は、神’の逆鱗に触れた先で、どのような未来を築けるのだろうか。
日本だけが裁かれるなら、海外へ資産を移せば済む話になる。
しかし日月神示が語る立て替えは、そのような局地的な出来事ではない。
これは日本だけに起こるものではなく、その後に世界中へ広がっていく出来事なのである。
だからこそ、どこへ逃げても根本的な解決にはならない。
場所ではなく、人の心が問われるのである。
この後の日月神示はさらに厳しい預言へ続く
このあとの帖では、日本がさらに恐ろしい状況へ向かうことが預言されている。
社会秩序は崩れ、多くの人々が絶望する。
そして、「神も仏もいない」と嘆く者があふれる日本になることが語られていく。
だが、その混乱は突然始まるのではない。
今の積み重ねが、その未来を形づくっているのである。
心の掃除は平穏な今だからこそできる
だからこそ、今知っている者には準備する時間が与えられている。
神’との個人的なつながりを持つ者だけが、大きな混乱の中でも慌てることなく成り行きを見守ることができる。
日月神示が繰り返し語る「掃除」と「洗濯」とは、外側の準備ではない。
心を神’へ向け直すことなのである。
平穏な今だからこそ、その選択ができる。
嵐の中になってからでは遅いのかもしれない。
神’を中心に置く者だけが揺るがない
上つ巻23帖は、富や快適さそのものを否定しているのではない。
問題としているのは、それらを神’よりも上に置いてしまう心である。
現代社会では、豊かさや便利さを追い求めることが当たり前となり、そのためなら真理や良心さえ後回しにされる場面も少なくない。
しかし日月神示は、そのような価値観は立て替えの時に灰となって消え去ると警告している。
文明が築き上げた富も権力も、一瞬にして失われることはある。
それでも神’とのつながりだけは失われない。
だからこそ日月神示は、立て替えが始まる前の今こそ、心の掃除と洗濯を繰り返し呼びかけているのである。
日月神示を原文から読み解く
日月神示は、一節だけを切り取って読むと、非常に難解で過激な内容に感じられることが多い。
しかし前後の帖を通して読むことで、「立て替え立て直し」と「身魂の磨き」という一貫した流れが見えてくる。
原文を手元に置きながら読み進めることで、一つひとつの言葉が持つ重みや意味を、より深く理解できるだろう。
これから上つ巻を読み進める人にも、すでに読んだことがある人にも、原文と照らし合わせながら考察することをおすすめしたい。


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