「ヒツグ」と「ミツグ」という不思議な言葉が、この帖には繰り返し登場する。
一見すると日本人と外国人を区別しているようにも読めるが、神示が語ろうとしているのは民族の優劣ではない。神’の救いの計画の中で、それぞれに与えられた役割である。
そして本帖では、「一二三(ひふみ)」こそが岩戸を開く秘密の仕組であると繰り返し語られている。
今回は、ヒツグとミツグとは何を意味するのか、一二三の仕組とは何なのかについて考察していく。
世の元からヒツグとミツグとあるぞ、
ヒツグは
の系統ぞ。
ミツグは〇の系統ぞ。
ヒツグはマコトの神の臣民ぞ、
ミツグは外国の民ぞ。
と〇と結びて一二三となるのざから、外国人も神の子ざから、外国人も助けなならんと申してあろがな。
一二三唱えて岩戸開くぞ。
神から見た世界の民と、人の見た世界の人とは、さっぱりアベコベであるから、間違わんようにしてくれよ。
ひみつの仕組とは一二三の仕組ざ、早う一二三唱えてくれよ、
一二三唱えると岩戸開くぞ。
[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第1巻 上つ巻 第32帖
ヒツグとミツグは神の救いの計画を完成させる二つの系統
この帖では、ヒツグとミツグという二つの系統が語られる。
しかし、その目的は対立ではない。
と〇とが結ばれ、一二三となることで岩戸が開くことが本筋である。
神示は、世界中の人々が神の子として救いへ導かれる壮大な仕組を示している。
逐次解説
日継と水継という二つの系統
世の元からヒツグとミツグとあるぞ、
漢字にすると日継(ヒツグ)、水継(ミツグ)となる。
日本にやってきたイスラエルの民を大まかに二つに分けている。
ヒツグは神’の系統
ヒツグは神’の系統ぞ。
日継はいわゆる天孫族となる。
天皇の系統で、主流はかつてのイエス・キリストの教会の末裔となる。
また、秦国から徐福とともにやってきた人たちも合流している。
どちらもイスラエルの系統になるが、こちらは旧約時代の律法を土台とした神道を構築してきた。
彼らは神権や教義をもちつつ日本へ流入したものの、神’(預言者または使徒)の方針により、自らの痕跡を神話などへ置き換えて陰に置いた。これが神隠し、いわゆる岩戸閉じである。
日本は彼らによって造り変えられた。
謎めいた国、日本を築いた者たちがヒツグである。
ミツグは〇の系統
ミツグは〇の系統ぞ。
水継は、大海を渡って日本へ流入してきた者たちである。
大きなルートは、イスラエル → アメリカ → 環太平洋 → 日本への流れとなる。
彼らはヨセフであるエフライム、マナセの系統でイスラエルの聖約の民となるが、この系統は同時に異邦人の系統でもある。いわゆるハイブリッドである。
ヤハウェやイエス・キリストへの信仰の痕跡はわずかにあるものの、大半を失った状態で日本へ入ってきた。だから点なしの外形のみの〇なのである。
〇は初めであり終わりの徴でもある。
彼らはヒツグによって征服され併合され、臣民となった。
ヒツグはマコトの神の臣民
ヒツグはマコトの神の臣民ぞ、
ヒツグは神の霊的なラインを受け継いで日本にいる。
普通の臣民ではなく、選ばれた存在だ。
ただ、大半の者は同化した者が多いため埋もれて見える。
ミツグに比べ、ヒツグは割合としては少ない。
血統的に混ざるというよりも、呑み込まれたという表現の方が正しい。
しかし、陰となって全てを維持している者たちが存在している。
彼らは日本の臣民ではなく、日本に国籍を持たない。
あえて言えば、神’の国籍を維持してきている。
日本に居ながら、日本社会の外にいる存在となる。
天皇陛下は、その内と外とのちょうど接点に位置している。
狭い意味でヒツグとは、彼らを指す。
ミツグは外国の民
ミツグは外国の民ぞ。
ミツグはイスラエルの民であると同時に、異邦人の血統も併せ持っている存在である。
そのため、異邦人へ救いをもたらす血統でもある。
異邦人とは血統だけではなく、信仰の向きも意味する。
血統はイスラエルであっても、信仰や真理を失っていることは、臣民から見れば異邦人とみなされる。
ミツグは与えらることがなければ、本来の信仰を取り戻すことはできない。
しかし救いの教えはミツグのラインからもたらされる。
ヒツグの本来の信仰は、聖約の民の聖約を受けた異邦人の中で回復され、日本の聖約の民へ継ぎ直される。
これを通して、神の子として全ての人類が救いを受けることになる。
神’と〇が結ばれて一二三となる
と〇と結びて一二三となるのざから、外国人も神の子ざから、外国人も助けなならんと申してあろがな。
キリスト教、ユダヤ教は一神教と認識されているが、奥座敷は三柱の神の存在がある多神教(?)の様を呈する。
イスラム教にも奥座敷があるのでは……と推測している。
また、多神教のはずの神道は宗教ではなく、雑多であるようでいて、三柱の神に収束していく側面を持っている。
だから一二三なのである。
神国での悪の企てと失敗によって、一二三の真理が全世界に明らかになる時、世界への救いのメッセージが示され、異邦人も救いの祝福を受ける。
それは実にシンプルな方法で「示される」ことで起こる。
「知り」、「受け入れる」ことで聖約の民の回復が始まる。
一二三を唱えて岩戸が開く
一二三唱えて岩戸開くぞ。
祈りが真理に根差して行われる時に、真理の光が世界に差し込む。
すでに再臨があり、生まれ変わったかのように新たな神国が日本に生まれ出る。
神から見た世界の民と、人の見た世界の人とはアベコベである
神から見た世界の民と、人の見た世界の人とは、さっぱりアベコベであるから、間違わんようにしてくれよ。
黙示録の時代には、人の権威に惑わされて、多くの人に支持された獣や偽預言者が、見せかけの神と預言者として虚飾の神殿に座するようになる。
大多数の民は、半ば強制されながらも生きるためにそれを受け入れ、崇めるようになる。
その選択が、神’の権威に従う者と、人の権威に従う者とを分けていく。
一方は救いであり、一方は滅びとなる。
一時の平安を得るために、多くの人が選びを間違えていくのである。
ひみつの仕組とは一二三の仕組
ひみつの仕組とは一二三の仕組ざ、早う一二三唱えてくれよ、
天父、イエス・キリスト、聖霊による生命の木の仕組みによって、人は救われる。
それは救いの計画と呼ばれている。
多くの人に早く理解が進むことで、神国の回復が早まる。
一二三を唱えると岩戸が開く
一二三唱えると岩戸開くぞ。
正しい方法での祈りを教えられる。
誰に祈るのかを理解することで、祈りが現実化していく。
そうやって個々人と神とのつながりが構築されていく。
教えられた真理がマコトであると理解できるようになる。
その理解こそが「岩戸開き」となる。
言霊の力が神国を強い国としていく。
まとめ|ヒツグとミツグは一二三によって結ばれる
第32帖は、ヒツグとミツグという二つの系統を通して、神’の救いの計画がどのように完成へ向かうのかを示している。
神示が語るのは対立ではなく、それぞれに与えられた役割である。
神’と〇が結ばれて一二三となることで、世界中の神の子へ救いが広がり、岩戸開きが始まる。
一二三を知り、受け入れ、正しく祈ることによって、一人ひとりの岩戸もまた開かれていく。
本帖は、その壮大な神’の仕組を簡潔な言葉で示した重要な神示であると考えている。
日月神示を原文から読んでみる
日月神示は、一帖だけを読んでも全体像を理解することは難しい。
前後の神示を続けて読むことで、一つひとつの帖が大きな神’の仕組の中でつながっていることが見えてくる。
本記事で興味を持たれた方は、ぜひ原典も手に取り、ご自身でも神示を読み進めていただきたい。


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