【日月神示】上つ巻 第6帖|外国機は前触れに過ぎない──神が見ていた本当の危機

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戦雲が立ち込める海辺の町を見下ろしながら、空を飛ぶ軍用機と朝日の光を見つめる人物を描いた上つ巻第6帖のイメージ

人は目の前の出来事に心を奪われる。

だが後から振り返れば、それは本番の前触れに過ぎなかったということがある。

上つ巻第6帖が下ろされたのは昭和19年6月17日。

サイパン陥落直前、日本の敗戦が現実味を帯び始めた時期である。

そんな時に神示は「外国の飛行機が来ると騒いでいるが、まだまだ花道ぞ」と語った。

神は何を見ていたのだろうか。

外国の飛行機が来るとさわいでいるが、まだまだ花道ぞ。

九十となりたらボツボツはっきりするぞ。

臣民は目のさきばかりより見えんから、可哀そうなから、気をつけているのに何しているのか。

大切な九十こと忘れているのに気がつかんか。

この知らせをよく読みてくれよ。

十月まで待て。

それまでは、このままで居れよ。

六月の十七日、ひつくのか三。

[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第1巻 上つ巻 第6帖
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目次

目の前の危機より、その先にあるもの

人は目の前の出来事を最大の問題だと思いやすい。

しかし神示は、目先の騒ぎよりもさらに先にある大きな流れを見よと繰り返し語る。

上つ巻第6帖もまた、当時の戦況だけでなく、人の心のあり方に目を向けるよう促しているように見える。

逐次解説|「まだまだ花道ぞ」が意味するもの

外国機の飛来は本番ではなかった

外国の飛行機が来るとさわいでいるが、まだまだ花道ぞ。

昭和19年6月の託宣である。

もう少しでサイパンが陥落する頃だった。

庶民はともかく、軍の上層部は本土空襲なども想定していたと思われるが、まだ現実としては少し先の話だった。

神示は、そのような人々の騒ぎに対して「まだまだ花道ぞ」と語る。

花道とは歌舞伎で本舞台へ向かう通路でもある。

つまり、これから起きる出来事の入口に過ぎないという意味にも読める。

現代でもコロナ騒ぎの時に、陰謀論者たちがケムトレイルといって米軍機がウイルスを散布していると騒いでいた。

仮にそのようなものがあったとしても、明らかに無関係な旅客機の飛行機雲までケムトレイルだと騒いでいた。

人は目の前の現象に囚われやすい。

この神示もまた、それすら序の口だと言っているのかもしれない。

九十となりたら見えてくる現実

九十となりたらボツボツはっきりするぞ。

サイパン島の戦いが終わると、米軍はサイパン・テニアン・グアムを巨大航空基地化した。

この年の後半にはB29などによる日本本土攻撃のための調査が行われる。

実際に空襲が本格化する前から偵察機は飛来するようになっていった。

そして翌年には大空襲、さらに原子爆弾の投下へと至る。

「ぼつぼつはっきりするぞ」とは、これまで見えなかった現実が次第に形を現してくることを示しているようにも思える。

神のもどかしさ

臣民は目のさきばかりより見えんから、可哀そうなから、気をつけているのに何しているのか。

当時の庶民は軍の情報統制によって真実を十分には知らされていなかった。

神はこれからやってくる試練を見通していたからこそ、哀れみの気持ちを持っていたのだろう。

神示にはこれから起きることが示されてきたし、これからも示されていく。

しかし統治者も臣民も、その神示によって動くことはなかった。

神はとてももどかしかったのではないだろうか。

忘れている大切なこと

大切な九十こと忘れているのに気がつかんか。この知らせをよく読みてくれよ。

この後、多くの人が敵の攻撃の猛火の中でこの世を去ることになる。

だからこそ、生きているうちに心の掃除と洗濯が必要だと神示は語る。

失ってから気づくのでは遅い。

神示はそのことを繰り返し訴えているように思える。

試練の形は時代によって変わる

十月まで待て。それまでは、このままで居れよ。

これ以上のことをあからさまに示すことはできなかったのだろう。

与えられたものに気づくか気づかないかで、人の選別はすでに始まっているからだ。

それは今の時代にも当てはまる。

かつての試練は戦火や飢えだった。

これから先も、そのような試練は起こるかもしれない。

だが2026年の臣民は、豊かさによっても試されている。

飢えではなく、ぬるま湯に浸かり続けることによる心の腐敗という試練がある。

花道の先に何を見るのか

上つ巻第6帖は、目の前の出来事に振り回される人間の姿を映し出している。

外国機の飛来に騒ぐ人々に対して、神示は「まだまだ花道ぞ」と語った。

本当に見るべきものは、その出来事の背後にある流れであり、自らの心の状態なのかもしれない。

神示を読むとは、未来を当てることではなく、自分自身を見つめることでもある。

原典に触れて読む日月神示

日月神示は断片だけが引用されることも多いが、前後の文脈を含めて読むことで見え方が大きく変わる。

逐次解読を読む際も、ぜひ原文そのものに触れてほしい。

一見すると難解な文も、全体を通して読むことで新たな発見がある。

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戦雲が立ち込める海辺の町を見下ろしながら、空を飛ぶ軍用機と朝日の光を見つめる人物を描いた上つ巻第6帖のイメージ

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