【日月神示】松の巻 第13帖|浮島の世界と飢えの試し、その先にある弥栄

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浮島に浮かぶ世界と飢えに苦しむ人々、光へ向かう道を描いた象徴的イメージ

この世界は、確かな大地ではない。
人の心に応じて、形を変える「浮島」だという。

ならば、飢えもまた単なる物質の不足ではない。
そこには、人の在り方そのものが映し出されている。

この13帖は、食と飢えを通して、人の精神と神の仕組みをあらわにしている。

この世界は浮島うきしまであるから、人民の心通り、悪くもなり善くもなるのざぞ。

食う物ないと申して歩き廻っているが、餓鬼に喰わすものは、もういくら捜してもないのぞ。

人は神の子ざから食うだけのものは与えてあるぞ。

神の子に餓え死にはないぞ。弥栄のみぞ。

ここはまず、世界の人民の精神良くするところであるから、改心せねばするよういたすぞ、

わからんのは、われ構う人慢心まんしんしているからぞ。

[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第11巻 松の巻 第13帖
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目次

世界は固定されていない——「浮島」という不安定な現実

この世界は、確固とした土台の上にあるものではない。
人の心に応じて、その姿を変えていく。

善にも傾き、悪にも傾く。
その揺れそのものが、世界の現実となる。

だからこそ、信仰や神への信頼を失った世界は、
そのまま混乱と崩壊へと流れ込んでいく。

逐次解説|飢えと改心に仕掛けられたもの

浮島とは何か——心がそのまま現実になる世界

この世界は浮島うきしまであるから、人民の心通り、悪くもなり善くもなるのざぞ。

神に対する信頼が失われた世界では、
人々の心の揺れがそのまま現実を形作る。

確固とした基盤がない。
だからこそ、混乱は一気に極まる。

世界の危機とは、物理的崩壊よりも先に、
精神の崩壊として訪れる。

飢えは偶然ではない——奪う者と奪われる者

食う物ないと申して歩き廻っているが、餓鬼に喰わすものは、もういくら捜してもないのぞ。

戦中、戦後の日本は確かに飢えていた。

しかし一方で、
食を独占する者も存在していた。

この構図は終わっていない。

むしろこれから、
それをはるかに上回る飢餓が来ると示されている。

飢えは自然現象ではなく、
人の欲と支配の構造の中で作られる。

そしてそれは、やがて露見する。
ただし、その背後にいる存在は表には出ない。

本来は足りている世界——神の設計

人は神の子ざから食うだけのものは与えてあるぞ。

ここで語られているのは、
単に「物がある」という話ではない。

世界の構造そのものの話だ。

  • 神は不足の世界を造っていない
  • 本来は足りている
  • 問題は人の扱い方にある

その証として、聖典にもこうある。

地は満ちており、十分にあり余っているからである。

末日聖徒イエス・キリスト教会 教義と聖約104章17節

まことに、季節に応じて地から生じるすべてのものは、人の益と利用のため、目を楽しませ、心を喜ばせるために造られている。

まことに、食物のため、また衣服のため、味のため、また香りのため、体を強くするため、また霊を活気づけるために造られている。

神はこれらのものをすべて人に与えたことを喜んでいる。この目的のためにこれらのものは、思慮分別をもって、度を越さず、貪欲に取ることなく使うように造られたからである。

末日聖徒イエス・キリスト教会 教義と聖約59章18-20節

問題は不足ではない。
独占と欲だ。

それでも、浮島の世界では
奪い合いが起こる。

神の子は死なない——飢えを越える者たち

神の子に餓え死にはないぞ。弥栄のみぞ。

ここは象徴では終わらない。

現実として、
「飢えない者」が現れるという示唆がある。

  • 死を経るが死を意識することなく即復活する者
  • 身を替えられて食べずとも生きる者
  • 聖なる実を見出す者

◆参考図書
栄光の示現:一人の男性が見た末日に関する驚くべき示現 Kindle版
ジョン・ポンティアス (著), 下川健一 (翻訳)

条件はひとつ。
神の子としての状態に至ること。

そこに至った者は、
「生きるために働く」という構造から解放される。

それが弥栄いやさかの世界だ。

飢えは裁きではなく選別——改心を迫る仕組み

ここはまず、世界の人民の精神良くするところであるから、改心せねばするよういたすぞ、

神はすぐには救わない。

まず問われるのは、心の在り方だ。

改心しない者は、
結果として淘汰されていく。

それは冷酷にも見えるが、
苦しみからの解放という側面もある。

死は終わりではなく、
最後の癒しでもある。

だが、生きている間に立ち返る者は幸いだ。

最後に試されるもの——慢心という見えない壁

わからんのは、われ構う人慢心まんしんしているからぞ。

問題は「悪人」だけではない。

義人であっても、
最後の試練として倒れる可能性はある。

浮島に浮かれ、
神を見失う者が多い。

苦難は、信仰の本質をあぶり出す。

メッキは剥がれる。

それでもなお、
苦難の中で神を思い出す者は幸いだ。

悔い改めの機会が与えられていること自体、
それは祝福なのだから。

飢えの向こうで問われているもの

飢えは単なる災害ではない。

人の心の状態を映す鏡であり、
同時に、神へ立ち返るための圧力でもある。

この世界が浮島であるなら、
現実は固定されていない。

ならば問われているのは、
「何を信じて立つか」だけだ。

書籍紹介|日月神示を読み解くために

日月神示は、そのまま読んでも理解しにくい。
象徴と暗喩で書かれているからだ。

しかし、こうして一帖ずつ読み解いていくと、
現代の出来事と奇妙なほど重なってくる。

全体像をつかむためにも、原典に触れておくのは有益だ。

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浮島に浮かぶ世界と飢えに苦しむ人々、光へ向かう道を描いた象徴的イメージ

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