【日月神示】松の巻 第25帖|「ム」と「ウ」が示す創造と無への帰還

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光と闇の渦が融合する空の下、螺旋の道を通じて無と創造の世界へ向かう幻想的な風景

すべてを掴もうとする時代が終わり、
「無になる者」だけが次の世界を越えていく。

日月神示 松の巻 第25帖には、
「ム」と「ウ」という不可思議な言葉を通して、
世界創造と人間の霊的変化が語られている。

ムからウ生まれ、ウからム生まれると申してあろうが、ウム組み組みて、力生まれるのざぞ。
今度の大峠はムにならねば越せんのざぞ。
ムがウざぞ。世の元に返すのぞと申してあろが。
ムに返れば見えすくのざぞ。
風の日もあるぞ。

[完訳]日月神示 岡本天明 著 中矢伸一 校訂 ヒカルランド 第11巻 松の巻 第25帖

世界は「有る」ことだけで出来ているのではない。
むしろ「無」に見えるものの中にこそ、次の創造の種が隠されている。

松の巻 第25帖は、霊と物質、秩序と混沌、我と神との関係を、極めて象徴的に語っている帖ともいえる。

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目次

「ム」と「ウ」が示す創造の原理

日月神示では、ときおり意味が分からないような一文字の神示が現れる。

だが、その短い言葉の中に、世界そのものの構造が折り畳まれていることがある。

この帖で語られる「ム」と「ウ」もまた、単なる音ではなく、創造と回帰の原理そのものを示しているように見える。

逐次解説|無と創造が交わる時

混沌から世界は組み上がった

ムからウ生まれ、ウからム生まれると申してあろうが、ウム組み組みて、力生まれるのざぞ。

まさに「色即是空 空即是色」。

世界のはじまりは混沌としていて、神の前に虚しいものだった。

しかし、その混沌は同時に可能性でもあった。

神は、その無秩序を霊的に組織し、意味ある世界として創造していった。

人もまた創造され、霊と肉体が合して存在するものとなる。

本来、万物は神の命じたことに従うはずだった。
しかし人だけは、まるで神のように、自らの意思で選び行動する存在となった。

だからこそ、人の意識がバラバラに動けば、ベクトルは分散し弱くなる。

逆に、霊が神と向き合い一つとなる時、一人の力が本来の形で発揮される。

さらに、その一つ一つが集まることで、巨大な流れという力へ変わっていく。

「無」になる者だけが峠を越える

今度の大峠はムにならねば越せんのざぞ。

ここでいう「ム」とは、単なる消滅ではない。

我を捨て、自らを無として、神の指揮に従い動くこと。

自我が完全に肥大したままでは、大峠を越えられないということでもある。

神の業は、人間が自分を誇示することで完成するのではなく、神の流れと一致することで完成していく。

原初へ戻りながら、さらに上へ進む

ムがウざぞ。世の元に返すのぞと申してあろが。

自らの意思で我を無とすること。

それは単なる退化ではない。

原初――エデンのような状態へ返っていくことでもある。

しかし、その戻り方は単純な円環ではない。

生命の木の螺旋を上がるように、段階を超えながら、格段に成長した形で「元」に返っていく。

世界そのものが階層を上がり、次の段階へ移行していくのである。

神の視点が見え始める時

ムに返れば見えすくのざぞ。

無になることで、人は神のビジョンと一体化していく。

すると、自分中心ではなく、神の視点から世界が見え始める。

それは、ただ消えていく夢ではない。

未来において、自分が確かにそこに存在していることが見えてくる感覚でもある。

逆に、我を張り、神に逆らい続ける者にとって、その未来は存在しない。

見えないのではなく、そこへ至る道そのものが閉じているのである。

「風の日」が始まっている

風の日もあるぞ。

占星術的に見るなら、今はまさに「風の時代」へ突入している。

質実剛健だった「地の時代」は終わり始めた。

これからは、ふわふわと掴みどころなく、流動的に移り変わる時代になる。

過去への執着も、固定された価値観も、驚くほどあっさり変化していく。

つまり、情報や霊的な流れのような、「肉の目では見えない動き」を捉えられなければ取り残されるということでもある。

もちろん、今はまだ「地の時代」の名残を引きずっている過渡期だ。

だが、その流れはもう止まらない。

これから先、AIやITは「風の時代」の申し子として、異常な速度で進化していく。

そしてこの傾向は、良くも悪くも続いていくことになる。

無へ戻ることは、消えることではない

松の巻 第25帖は、「無になれ」と語っている。

しかしそれは、自分を失えという意味ではない。

むしろ、神と切り離された「我」を手放し、本来の流れへ戻れということなのだろう。

無へ返ることで、人は初めて本来の力を受け取り始める。

そして世界もまた、次の段階へ進み始めている。

書籍紹介|原文を通して読む日月神示の世界

日月神示は、断片的な言葉だけを見ると難解に感じる。

だが、原文全体を通して読むことで、不思議と神示同士が繋がり始める瞬間がある。

特に松の巻は、「大峠」「世の立て替え」「霊的変化」が色濃く語られている巻でもあるため、原文を追いながら読むことで理解が深まりやすい。

手元に一冊置いておくなら、原典をまとめた完訳版がおすすめ。

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