日本のクリスマスのノリの良さの原点|失われた「聖徳太子憲法」の謎

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この前、あるお寺で子どもたちを集めてクリスマスの集まりをやったんだけど、お坊さんがサンタクロースになって「オーホッホ!」とかやってんの。
楽しくていいんだろうけど、おおらか過ぎない?
日本人のわたしたちって、ほかの宗教的なものでも楽しければ取り入れてしまうよね? これって節操なくない?

確かに、日本ではお寺でクリスマスをやって、お坊さんがサンタクロースに扮するなど「???」と思う行為が見受けられます。

また、神社の一角にクリスマスのイルミネーションがあったりする。

もう、楽しければなんでもあり?

他にも突っ込みどころありますよ。

  • クリスマスの乱痴気騒ぎ
  • ハロウィンの乱痴気騒ぎ
  • バレンタインデー
  • 恵方巻 など

また、日本の年末年始はユダヤ教の過ぎ越しによく似てます。

昔々、日本文化に取り入れたのでしょうか?

もう、「日本人って何者?」という感じですよね?



こんな日本に誰がしたのでしょう?

犯人は「聖徳太子」かも知れません。

「聖徳太子の憲法にルーツがあるかも?」ということで、

この記事では、おおらか過ぎる、日本人の宗教事情について原点を探っていきます。

■この記事の内容

  • 聖徳太子憲法とは?
  • なぜ日本は仏教国になったの?
  • 全ては福音の変形だったー計画された背教

わたしはクリスチャンとして40年ほどを過ごしてきました。

神秘主義の研究でも35年ほどになります。

また、祈りや瞑想のしかたを教えるスペシャリストです。


前から日本人の宗教的行事のノリの良さを不思議に思っていました。

なんでもありの節操のない感じです。

これは日本人らしさで、「好奇心が強い民族性を利用してそうなるように仕組まれてきた」のです。

イエス・キリストの再降臨の前に聖約の民である日本人を備えるためでした。

この記事を読むことで、あなたの中にある日本人、神の臣民としてのDNAが呼び覚まされることを願っています。

次の時代に生き残るために!

その仕掛けの痕跡は「聖徳太子憲法」の中にありました。

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目次

聖徳太子憲法とは?

日本史で見たことがあるかもの、「聖徳太子17条憲法」とは別のバージョンがあります。というよりも、これがもともとの「聖徳太子憲法」です。

それはせんだいほんたいせいきょうという記録の中にあります。

「先代旧事本紀大成経」の構成

「先代旧事本紀大成経」は全72巻の全集です。

いくつかの記録を集めたものです。

その構成を大雑把に挙げてみます。

先代本紀

古代から日本には渡来人が時代・ルートを異にして集まっていました。

世界の英知が日本に集まってきていたのです。

由緒ある有力な渡来人の家に秘蔵されていた、それらの記録を天皇家の権威のもとに差し出させ、独自の文字も解読し、漢文にまとめたものです。

時代の移り変わりで貴重な情報がバラバラになって失われてしまわないように保管するためでした。

天皇本紀

天皇家の正史ですね。

他に聖徳太子の著作などが集められています。

未然記(預言書)

まだ起こっていないこと(未然)の記録(記)という意味です。

未来について書かれています。

これは預言書の部分ですね。

ただの歴史書の集大成ではなく啓示の書としての位置づけです。

日本国推古憲法(太子五憲法85ヶ条)

推古12年(AD604)発布された「聖徳太子憲法」です。

これがこの記事のネタ元です。

すべては霊感された記録の集まり


これらの記録は、すべて神託を受けながらつくられていきました。

神の意図された記録ということで、聖典の位置づけにあります。

その内容は、「権力を握りたい人にとって大いに邪魔になるものになるだろう」と予言されていました。

記録の完成後に権力者による抹消やかいざんを防ぐために隠されました。

それが様々な経路をたどって、世に出てきたのです。

太子憲法とは?

太子憲法の主な目的は、権力者が政治に口出しし影響を与えるのを阻止するためでした。

主に権力を振るう可能性のある者に向けた制限であり、権力の暴走を防ぐためにあります。

「憲法には・・・」とあるからと、下級役人でも権力者を止めることができます。

権力を欲する者にとってこれは邪魔な憲法となります。

「聖徳太子憲法」の構成

全部で102の条文となります。

最初に全体に通じる理論を説く17条があります。

次いで、人への対象別に5種類、それぞれに17条あります。

それを「17条5憲法」と呼びます。

5憲法の対象をまとめてみます。

  • 通蒙憲法17条ー主に公務員・一般の人たちが対象
  • 政家憲法17条ー政治家・官僚が対象
  • 儒士憲法17条ー儒学を教える者・儒教を学ぶものが対象
  • 神職憲法17条ー神職・日本神道を学ぶ者が対象
  • 釈氏憲法17条ー僧侶・仏教を学ぶ者が対象

「太子憲法」は隠され、別物にすり替えられる

広く知られている17条の太子憲法とは量が違いますが、中身も違っています。

特に宗教についての記述に大きな違いがあります。

広く知られている聖徳太子の17条憲法の第2条から、

篤く三宝を敬え。三宝は仏・法・僧なり、」

この条文が日本は仏教国であることの根拠になっています。

太子五憲法では意味が異なっています。

太子五憲法85ヶ条 通蒙憲法 第1条です。

篤く三法を敬え、三法とはもろこしのおしえてんじくのおしえこのくにのおしえなり。

聖徳太子憲法は生きている|著者:三波春夫|小学館文庫|通蒙憲法 第1条
  • もろこし:中国のことで、儒教
  • てんじく:インドのことで、仏教
  • このくにのおしえ:日本神道

太子五憲法85ヶ条の中で釈氏憲法 第1条などは紹介されている本の中でも解釈が異なっていました。

釈氏憲法は仏教の指導者や信者が対象となっています。

三波春夫版

これもっ三寶ぶっぽうそうつかえ、くにほどこしくるなり。

聖徳太子憲法は生きている|著者:三波春夫|小学館文庫|釈氏憲法 第1条
  • 仏(ぶっ):仏のこと
  • 法(ぽう):仏法(仏教の教え)のこと
  • 僧(そう):お坊さんのこと

仏教側の解釈になっています。

通蒙憲法の三宝と合ってないですね?

後藤版

仏教は儒教・神道と共に国の宝(三宝さんぽう)なので等しく国の保護をよく受けている。

謎の根元聖典 先代旧事本紀大成経(サキツ ミヨノ フルコトノ モトツフミ オオイナルオシエ)|著者:後藤 隆|徳間書店|釈氏憲法 第1条

こちらの方が通蒙憲法の三宝と合ってますね?

ここでは、神道も儒教も国の保護を受けているとして、仏教側の特権意識をいさめているのです。

また、国の保護を受けてて、公務員に準じる立場なのだから、「欲に走らず謙遜でいなさい」との内容になっています。

通蒙憲法にも公務員は「欲に生きるのではなく、国を富ませる喜びや誇りに生きなさい」としているので整合性がとれています。

三宝とは、神道・仏教・儒教とするのが筋が通っています。

しかもどっちかを信じるというよりも、すべてをバランスよく学ぶように勧めているのです。

宗教というよりも、学問的な位置づけにあると感じています。

これらを学ぶのは「準備であって、答えではないよ」と聖徳太子の予言となっていると解釈しています。

なぜ日本は仏教国になったの?

3つの勢力のどれにも特別に肩入れせず、国の宝として保護したはずなのに、なぜ日本は仏教の国になってしまっているのでしょうか?

日本の仏教のはじまり

日本の仏教は、5世紀頃にもたらされました。

当時の日本にとって仏教は新興宗教であるとともに文明的で魅力的なものでした。

蘇我氏側は世界の最先端についていきたいと仏教派となります。

中臣鎌子(後の中臣鎌足)ら神道勢力は仏教を受け入れることに反対します。

どちらが世を主導するか勢力争いとなります。

聖徳太子憲法にあるとおり、聖徳太子の裁定で、争うことなく神道・仏教・儒教を「国の三つの宝」として保護し学ぶことを奨励することになります。

いいとこどりの、どっちつかずになりました。

聖徳太子の狙いはそこにありました。

憲法は改ざんされた

聖徳太子の死後に憲法を「日本を仏教国」に書き換えた者がいるということです。

やはり、蘇我氏が犯人でしょうか?

聖徳太子の死後に権勢をにぎったわけですからね。

全部で17条の太子憲法にして、三宝を書き換えてしまいます。

「三宝」を:仏法僧の解釈にしてしまったのです。

そのためにでしょうか?

蘇我入鹿による聖徳太子の息子である上宮王家(山背大兄王)を滅ぼします。

ある説では、山背大兄王が藤原鎌子(中臣鎌足)であるという説があります。
山背大兄王の死はフェイクで藤原鎌子(中臣鎌足)になるためという筋書きです。
すると、藤原氏とは聖徳太子の直系ということになりますね。

645年には乙巳の変(大化の改新)において、中大兄皇子、中臣鎌足らによって蘇我入鹿が暗殺されます。

これでバランスがとれるかと思ったら、「古事記」や「日本書紀」が世に出てきます。

古事記(AD712)ー神代の創世神話から推古天皇(在位592-628)の時代までの歴史を記した書

日本書紀(AD720)-元正天皇の養老4年(720)に完成したとされるわが国最初の勅撰国史(天皇の命で編修された国の歴史)。

ここでも歴史の改ざんやボカしが起こります。

それでも仏教国を重視しながら日本神道や儒教も同居する形に落ち着いていきます。

そのあたりでは、怪しいおっさんが暗躍します。

怪人? ふじわら

おっさんの名は藤原(なかとみ)鎌足です。

天武7、8年頃(678年頃)に蘇我連子の娘・蘇我娼子を嫡妻として迎えます。

これによって不比等は、大臣家である蘇我氏の血や影響力を取り入れることができます。

藤原氏は新興貴族なのに、蘇我氏の地位を受け継ぐ家であることを世間にアピールすることになりました。

この不比等が実質的に藤原氏の始祖です。

その権勢を背景に歴史を書き換えた疑いがあるのです。

その動機は私腹を肥やすため?

いやいや、日本を神の国として未来につなぐためだと考えます。

見せながらも、肝心なところはボカす、隠す。

真相は怪しいところに示しておく などですね。

全ては真相が明かされたときに日本の臣民が備えられるようにです。

もう、間もなくのことであると、わたしは思っておりますよ。


国教を決めたようで決めていない。

神道も仏教もごっちゃごちゃ。

そして国民のほぼみんなが学ぶことに意欲的で好奇心が旺盛

多くの日本人が持っている特質です。

神の真理を導き出すために、この特性は必要だったと考えます。

「お寺でクリスマス」「神社でクリスマスのイルミネーション」などは、そう仕向けられた結果ということですね。

全ては福音の変形だったー計画された背教


全てはイエス・キリストの再降臨のため、日本人を神の臣民として目覚めさせるために備えられてきました。

日本は隠されたイスラエルの王国だったのです。

日本神道の真実はユダヤ教徒としてのキリスト信者から来た

李 密医(リ ミツイ)という人が西暦736年頃に渡来してきました。

彼は医者でありキリスト教の宣教師でした。

景教ともいわれていますが、原始キリスト教徒ではないかとみています。

ミツイ(三井)であり、ローマ字にするとマタイとも読めそうです。

彼らの伝道は天皇家に影響を与えました。

光明皇后は医療奉仕に携わり、日本のマザーテレサともいえる人になります。

集会所もキリスト教会としての寺が建てられていきます。

また、神殿としての神社も建てられていきます。

それらは神道や仏教としての神社や寺として塗り替えられて今に至ります。

日本の仏教や神道は実質、キリスト教を内包しています。

真言宗はグレたキリスト教

空海の影響は、仏教にキリストの教えを埋め込んだことです。

密教の真の姿は福音書をベースに仏教のかたちにしたキリスト教です。

最澄は空海から肝心なところは抜いた状態で、奥義を教えます。

法然、親鸞、日蓮などは最澄の開いた延暦寺で修行した人です。

新仏教は天台密教から生まれたのです。

そのベースにあるのも福音書です。

日本の仏教はキリスト教っぽい色のついた仏教なんですね。

しかも、ただのキリスト教ではなく、聖約の民の特性らしく根本はユダヤ教ベースのキリスト教なのです。

太子憲法の予言的解釈をする|文化はしぶとく残った

まとめますと、仏教、神道、おそらくは儒教もそれぞれ特色はあっても根元は同じなので、バランスよく学びなさいという意図がありました。

学問としての三宝という意図があったのです。

そうやって身についた好奇心はのちに他の教えが入ってきても、同じようにバランスよく学ぶかたちになってしまいます。

どっちつかずになる恐れもありますが、好奇心で流れ流れて真実にたどり着く可能性も大きい。

臣民に国を傾けさせない程度に手綱を握るけれど、自由に選ばせて未来に備えさせる。

民のほとんどが間違った方向に誘導されることはないと、臣民は神に信頼されているのです。

節操のなさは、好奇心を通してバランスよく学ぶという態度となっています。

太子憲法の遺産として臣民の奥深くに根付いていると考えます。

もっともイスラエルの民は偶像崇拝に簡単に染まってしまうという悪い面もありました。

自由は良くも悪くも結果を伴い、結果に一人一人が責任を持ちます。

今の世代は真実に目覚める人が排出される時代にあります。

そのはじまりは好奇心の開放にあると思います。

本来の日本人としてのあなたを全開にしましょう!

あなたがたはイスラエルのうちにわたしのいることを知り、主なるわたしがあなたがたの神であって、ほかにないことを知る。わが民は永遠にはずかしめられることがない。その後わたしはわが霊をすべての肉なる者に注ぐ。あなたがたのむすこ、娘は預言をし、あなたがたの老人たちは夢を見、あなたがたの若者たちは幻を見る。その日わたしはまたわが霊をしもべ、はしために注ぐ。わたしはまた、天と地とにしるしを示す。すなわち血と、火と、煙の柱とがあるであろう。主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。

旧約聖書 ヨエル記2章27-31節 

後の世のために残される新世代は誰でしょう?

もしあなたが仏教徒なら仏教を熱心に学ぼう!

疑問や好奇心をテコに視野を広く持って学び続けましょう!

神が用意された真実にたどり着く冒険を始めてみませんか?

それは、あなた自身とあなたの大事な人たちを救うことになるでしょう。

■参考資料

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