糖質制限をして脳は大丈夫なの?|警告 常識と呼ばれているものを疑え!

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角砂糖をナイフとフォークで食べている

糖質制限が血糖値の改善のために効果があるのはわかってる。
でも糖質がないと体のエネルギーがなくなる。
特に脳はブドウ糖だけがエネルギー源なんでしょう?
糖質制限すると脳が危ないんじゃないの?

ブドウ糖だけが身体のエネルギー源だと思い込まされています。それが常識だったんですよね?
真実を知ることで、脳だけでなく身体の大好物なケトン体について理解できるでしょう。

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目次

糖質制限は脳の健康につながる!

脳を健康にするための糖質制限です。たしかにブドウ糖は脳の瞬発力を高めてくれますが、いつまでも爆発じゃ疲れますよね? 短距離走ではなくマラソンをしっかりと走るなら、ケトン体を脳の主食として満たしてあげましょう。脳が喜ぶ食生活、それが糖質制限なのです。

2つある、体内のエネルギー機関

糖質を中心とした生活は、体に備わったブドウ糖エンジンを使っているのですが、そしてもう一つ、胎児時代からあなたを支えてくれていたエンジンがあります。とても優れたエンジンなのですが、今は休眠状態にあるかもしれません。

そのエンジンをたたき起こして、健康な生活を得ましょう、というのが糖質制限の勧めです。

現代では過労気味|ブドウ糖エンジン

本来は、ここという時に力を出すためにキャッシュ的な使われ方をする、補機的なエンジンだったんです。

膵臓のβ細胞から分泌される、インスリンというホルモンの働き

小腸で炭水化物を消化してできたブドウ糖が血液中に放流されます。

インスリンは血液中に増えたブドウ糖を筋肉に取り込んでエネルギー源とします。インスリンは各細胞と結合して、ブドウ糖を細胞自身に取り込ませるカギの役割を果たします。

また、余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓や肝臓に溜め込みます。

肝臓や筋肉もいっぱいになると、インスリンは余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞にため込むようになります。皮下脂肪や内臓脂肪になります。緊急事態に備えた貯蔵食糧みたいなものですね。適度ならいいのですが、過剰になると太ります。肥満となっていきます。

血管から全身に運ばれるインスリン
インスリンの働き

インスリンを肥満ホルモンという理由がこれです。

これは、血管にブドウ糖がずっとあると体にとって危険なため減らす仕組みでもあります。

この仕組みがうまくいかなくなると、血糖値が下がらず糖尿病という病気になります。

元気なのにお休み状態かも|ケトン体エンジン

胎児、新生児以来、本来の主機エンジンなんですが、今では影が薄いです。

これだけ糖質があふれている昨今、あまり必要とされていない感じなんですよね。
糖質中心の生活によって役割が逆転しているのです。

燃料である体内脂肪は消費されず溜まりまくりです。

各臓器にはブドウ糖以外の美味しい食事があるのに

臓器にとって美味しい食事でありエネルギーは良質のオイルである、ケトン体です。

胎児、新生児の高いケトン値

胎児や新生児は糖質補給なしの高ケトン状態で生きているということが研究でわかってきました。

鳥など卵生の生き物の生命の源である卵には糖質がないという事実が不思議とされてきました。鳥の雛は鵜化するまで卵の中の栄養だけで育ちます。糖質を必要とはしてないのでしょうか?

人間など胎生の生き物は、母体から必要な栄養素が補給されています。当然、ブドウ糖は送られていると思われていました。ところが、妊娠中の母体の持つブドウ糖は胎児には送られていないことがわかったのです。

では、胎児は何によって育っているのでしょうか?

胎児は高ケトンの状態であることがあきらかとなってきています。胎児は肉食であり、ケトン体エンジンで成長していたのです。それは新生児でも同じ状態であることも分かってきています。

ケトン体って何?

それだけ大事なケトン体ですが、耳慣れない言葉ですよね? 私もそうでした。
また、糖尿病の人ならケトンと聞くと、命が危ない危機的な状態(ケトアシドーシス)を連想するかもしれません。

ケトン体は脂肪の一種です。普通の脂肪よりも微細な粒子を持っています。

どうやってできる?

余分なブドウ糖はインスリンによってグリコーゲンになると言いました。
余剰のブドウ糖は脂肪となって肝臓や筋肉に蓄えられます。ここではまだケトン体ではありません。

ブドウ糖もですが、食物で摂取した脂肪分も体内脂肪になっていきます。脂肪から脂肪へと効率が良さそうですが、体内では複雑な過程を通してなっていきます。

食物はもともと異物で、自分の身の一部にする感じで変化していきます。

どうやって使われる?

グリコーゲンは分解されてブドウ糖となります。何らかの理由で体内のブドウ糖の供給が減少するときに、血糖値を維持するために肝臓に蓄えられているグリコーゲンがブドウ糖に分解され、利用されます。

ところが、肝臓のグリコーゲンは短時間で枯渇してしまいます。するとブドウ糖が枯渇することになります。血糖値が高いのも困りますが、低すぎるのも危ないのです。

次に筋肉(タンパク質)や脂肪細胞に蓄えられている脂肪(脂肪酸)がエネルギー源となります。

ケトン体となって各臓器に届けられる。

脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪はそのままの形ではエネルギー源として利用できないため、脂肪酸となって肝臓に運ばれます。そこでケトン体という別の脂肪に形を変えて放出され、血流にのり、筋肉や脳など臓器のエネルギー源として利用されます。

ブドウ糖エンジンがうまく動かない時のバックアップみたいになっていますが、ケトンエンジンがもともとのメインエンジンなのです。

ケトン体は臓器の大好物です。もちろん脳もね!

本来はブドウ糖エンジンは、激しい運動のときや、糖質をふんだんにとっているときのエンジン(血糖値が高いことが危ないので、血糖値を下げるために消費している意味もあります)であり、人体では赤血球だけが、「ブドウ糖のみ」しか使えない細胞です。

糖質は摂取していなくても、肝臓でのアミノ酸など使った「糖新生」でもブドウ糖は作られる仕組みがあるので赤血球も大丈夫です。

糖質制限をする意味|ケトンエンジンを再始動せよ!

糖尿病や血糖値異常はインスリンの分泌や効き方に問題があるために起こります。糖質エンジンの使い過ぎですね。

そこで糖質の摂取を制限することで、お疲れな膵臓のβ細胞を休ませ、糖質エンジンの回復を助けるのです。
エネルギーの不足分は体内脂肪からケトン体を生み出し補完する仕組みをしっかり復活させます。

その方法は糖質制限を継続することです。ケトン体エンジンがメインとなり、脂肪を燃やして生きる体質へ変身することができます。

呼吸をするだけで脂肪を燃焼させる体質に変わります!

それは新生児のような状態に戻す段階を踏むということでもあります。
まさに生まれ変わるようなものかも知れませんね。

脳は大丈夫ーより健やかに!

糖分を摂取することで目はパッチリで、眠気も飛ぶのですが、しばらくすると物凄い眠気が襲ってきます。またブドウ糖が脳を満たすことは、脳内の動脈硬化が進むということでもあります。起爆剤をメインに使っていると、さもありなんと私は思います。

動脈硬化は進行を遅くはできますが、一掃はできないと思ったほうがいいです。血流が阻害されていくことで、精神的にも影響が出ていくと予測されています。

糖質制限は脳をクリーンに保つ大切な手段だと思いますよ。

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