SNSには「波動を上げよう」「宇宙とつながろう」といった言葉があふれています。
けれど、その言葉を目にするたびに、どこか胸の奥がざわつく――。
それは信じないからではなく、同じ“霊的”という言葉の中に、まったく別の方向があることを、魂が知っているからかもしれません。
「願いを叶える霊性」と「真理を悟る霊性」
一般的なスピリチュアルは、自己実現を目的にしています。
波動、引き寄せ、ツインレイ、宇宙意識――それらは多くの場合、
「自分が幸せになるための方法」として語られます。
一方で、神秘主義（Mysticism）は、方向が逆です。
「自分が消えていく中で、真理が現れる」道です。
そこでは、神や真理が主であり、私たちはその光を受ける存在です。
外から“聞く”チャネリングと、内に“悟る”啓示
スピリチュアルではしばしば「チャネリング」という言葉が使われます。
外の存在からメッセージを受け取る――という考え方です。
けれど、神秘主義における霊的な理解は少し違います。
それは「内なる啓示」。
外からの声ではなく、沈黙の中で悟らされる理解です。
聖霊が語るとき、人はその意味を“知る”のではなく、“わかってしまう”。
そこには音もなく、しかし確かな光があります。
癒やしを求める時代に、啓示を語ること
多くの人が癒やしを求める時代。
だからこそ、スピリチュアルが流行するのも自然なことです。
けれど、癒やしだけでは人は真理にたどり着けません。
ミツゲの語る神秘主義は、癒やしを超えて、理解による救いを目指しています。
神の計画を少しでも理解し、現実をその目で見直す――
その瞬間に、魂は本当の意味で癒やされます。
神秘主義とは、神の側からのスピリチュアル
スピリチュアルが「人から神へ」向かう試みなら、
神秘主義は「神から人へ」降りてくる働きです。
それは人の努力ではなく、啓示によって開かれる道。
だから、誰にでも開かれ、同時に、誰にでも届かない。
神が選んでくださるその瞬間にだけ、
人は“真理の呼吸”を感じることができるのです。
違和感を感じた人への、静かな提案
スピリチュアルに違和感を覚えるのは、間違いではありません。
それは「より深い霊性を求める心」が目覚めた証拠です。
そんなあなたにできることは、派手な霊的体験を求めるよりも、
静けさの中に身を置くことです。
外のメッセージよりも、自分の中で響く“静かな確信”に耳を澄ませてください。
- SNSの情報を少し離れ、祈りと沈黙の時間を持つ
- ひとつの聖句、ひとつの象徴を深く味わってみる
- 「神は今、私に何を示そうとしているのか」と問う
すると、外から与えられる“答え”ではなく、
内側から光が差し込むように、“理解”が訪れます。
それが、本来のスピリチュアル＝神秘主義的霊性のはじまりです。
SNSで感じる違和感は、あなたの魂が“本物の霊の響き”を知っているから。
それは拒絶ではなく、識別の始まりです。
軽い霊性を越え、真理の深みへ――
そこに、神秘主義としてのスピリチュアルが生まれます。
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