出生時間がわからない人のホロスコープ ― 見切りの中に光を見いだす方法

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夜空に広がる星々と輝く太陽、ホロスコープを背景に光を見上げる女性。出生時間がわからない人のためのホロスコープ記事を象徴する幻想的なイメージ。

ホロスコープを作るときに、最初にぶつかる壁のひとつが「出生時間がわからない」という問題。

母子手帳を探しても記載がない、親にも聞けない、役所でも確認できない――そんな人は少なくありません。

でも、諦める必要はありません。占星術には、「見切りで読む」という柔軟な伝統があります。

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目次

まずは母子手帳を探してみよう

出生時間を知る最短の方法は、やはり母子手帳です。病院の記録や出生届を確認できる場合もあります。役所で申請して入手できることもあるので、まずは調べてみましょう。

また、家族に尋ねると「朝だった」「夜だった」などの手がかりが得られることもあります。

ヒント:出生時間は「分単位」でなくてもかまいません。「午前」「夕方」程度の情報でも十分役に立ちます。

それでも不明なら「見切り」で読もう

占星術師の間では、出生時間が不明な場合でもさまざまな補助的アプローチが使われます。

完全ではなくても、星の傾向を知るには十分です。

  • 🌅 日の出時刻を用いる — その日が始まる瞬間を象徴的に採用する方法。
  • 🕛 午前0時または正午を基準にする — ハウスのズレが少なく、全体像をつかみやすい。
  • 太陽の0度を第一ハウスのカスプに置く(ソーラー・ハウス方式) — 太陽を人生の中心に据えたシンプルな読み方。

ハウスにこだわらず「星座」と「アスペクト」を読む

出生時間が不明な場合、ハウス(室)の位置は大きく変動してしまいます。そのため、無理にハウス解釈を行わず、惑星の星座とアスペクト(角度関係)に注目しましょう。

太陽・月・金星・火星・水星などを中心に読むと、性格傾向や対人スタイル、恋愛観などがよく見えてきます。

出生時間を推定する「リクティフィケーション」という方法も

もう一歩踏み込みたい人には、リクティフィケーション(rectification)という技法があります。

これは、結婚・転職・引越しなど人生の出来事を天体の動きと照らし合わせ、出生時間を逆算する手法です。

熟練者向けではありますが、「午前か午後か」などの大まかな推定にも活用できます。
自分の人生の節目をメモして、天体暦と見比べるだけでも、新しい発見があるでしょう。

占星術は「完璧さ」より「洞察」が大切

出生時間がわからなくても、星は沈黙していません。

見切りの中にも光はあります。完璧なデータにこだわるよりも、自分を理解するための洞察としてホロスコープを扱うことが大切です。

星々は「正確さ」よりも「意味」を伝えています。
未知の部分を残しておくことで、むしろ想像力や直感が働くこともあります。

完全な情報がなくても、星は語りかけています。

あなたが見切りでホロスコープを描くとき、そこにはすでに“あなた自身の物語”が映りはじめているのです。

参考資料

基礎からわかる 西洋占星術の完全独習|ルネ・ヴァン・ダール研究所 (著) 日本文芸社

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